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乗務員がiPadを操作するワケ

こんにちは!東京メトロnote編集部です。
 
東京メトロでは、更なるお客様サービスの充実を目指し、全乗務員(運転士及び車掌)がiPadを活用したご案内を行っています。また、乗務員が自ら開発した多言語案内アプリを搭載し、外国人のお客様へのご案内強化も進めています。
乗務員はiPadをどのように活用しているのか、銀座線乗務管区で車掌をしている中村さんにお話を聞きました。

運転部 銀座線乗務管区 / 中村 将之

乗務員はiPadをどのように活用しているのか

リアルタイムな運行情報をいち早く把握しています

乗務員は災害時や輸送障害時に、総合指令所が提供する情報に加えて、インターネットやアプリ(東京メトロmy!アプリや鉄道各社のアプリ等)を活用することで、運行情報や列車走行位置といった情報をいち早く把握し、車内放送でお客様にお伝えしています。

東京メトロmy!アプリの画面

ちなみに、東京メトロmy!アプリは東京メトロの無料公式アプリで、読者の皆さまもダウンロードいただくことができます!
東京メトロ全9路線と都営地下鉄全4路線の運行情報が一目でわかるほか、4秒毎に更新される列車走行位置を確認いただけます。さらに、車内の混雑状況の把握や経路検索などお客様の移動に役立つ便利な機能が搭載されています。ぜひご利用ください!
 
東京メトロmy!アプリの詳細はこちら↓
https://www.tokyometro.jp/mobiledevice/smartphone/my/index.html

外国人のお客様へのご案内に活かしています

事故などが原因で電車が停止した場合、なぜ電車が止まったのかわからず不安を感じる外国人のお客様も多くいるかと思います。
このような異常時においても、乗務員自らが開発した「多言語案内アプリ」を活用することで、車内にいる外国人のお客様に迅速で正確な情報を提供しています。

多言語案内アプリの画面
日本語、英語、中国語、韓国語に対応している

この多言語案内アプリは、現場の乗務員が迷わず、すぐ操作できるよう設計されています。状況に適した2つの項目と言語を選択するだけで音声が読み上げられ、車内放送用マイクを通じてお客様へお伝えしています。

多言語案内アプリを使って車内放送を行う様子

なお、緊急事態が発生した場合は、安全確認や救護のために乗務員室を離れて現場に向かわなければなりませんが、アプリの連続再生機能を使うことで、その間も車内放送を繰り返し行うことができます。

乗務員のニーズを取り入れたアップデートが日々行われており、
より使いやすいアプリへ進化していると話す中村さん

最後に

乗務員がiPadを操作するワケ、おわかりいただけましたでしょうか?
業務中、列車の運行に関わる様々な場面でお客様へのご案内を行う乗務員にとって、その場ですぐに正確な情報を把握できるiPadは“なくてはならない”存在です。
お客様に安全、安心で快適に東京メトロをご利用いただけるよう、この取組みを通じてより良いサービスを提供してまいります!
 
※2024年12月取材時点の情報です。
※iPadはApple Inc. の登録商標です。

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