丸ノ内線開通70周年展~車両編~を見に行ってきました!!
こんにちは、東京メトロnote編集部です!
2024年6月4日(火)から9月1日(日)まで、地下鉄博物館では特別展「丸ノ内線開通70周年展~車両編~」を開催しています。
東京メトロはこの特別展に協力しており、今回は特別展へ行った感想などを皆さんにお伝えしたいと思います。
1、地下鉄博物館とは
地下鉄博物館は、多くの皆様、特に小中学生などの若い世代の方に地下鉄をより一層理解していただきたいと願ってつくられました。公益財団法人メトロ文化財団が運営していて、地下鉄の歴史から新しい技術までを、「みて、ふれて、動かして」学習できる参加型ミュージアムです。
〇場 所:〒134-0084 東京都江戸川区東葛西6-3-1
〇最寄り駅:東京メトロ東西線 葛西駅
〇開館時間:10時から17時(入館は16時30分まで)
〇休 館 日:毎週月曜日(祝日・振替休日となる場合はその翌日)、年末年始12月30日~1月3日
〇入 館 料:おとな220円 こども100円(満4歳以上中学生まで)
〇電 話:03-3878-5011
〇公式HP:地下鉄博物館(ちかはく) (chikahaku.jp)
2、丸ノ内線開通70周年展~車両編~あらすじ
丸ノ内線は、1954年1月に池袋駅~御茶ノ水駅間が開通してから、2024年1月で70年を迎えました。
これを記念して、地下鉄博物館では、今年3月まで開催していた特別展「丸ノ内線開通 70周年展 ~建設編~」に引き続き、車両編の特別展を開催しています。
この特別展では、丸ノ内線70年の歴史の中から「車両」の部分にスポットをあて、戦後初の地下鉄車両であった300形から、最新車両の2000系に至るまでの経緯や各車両の特徴などについて、写真パネルや関連する実物資料により紹介しています。
展示内容等の詳細はこちらをご覧ください。
「丸ノ内線開通70 周年展 ~車両編~」を開催!|東京メトロ (tokyometro.jp)
3、丸ノ内線開通70周年展~車両編~見学レポート
実際に地下鉄博物館へ行ってきました!
地下鉄博物館は東京メトロ東西線葛西駅を下車し徒歩1分、駅の高架下にあります。
入場券を自動改札機(入場ゲート)に通して中に入ります。
この自動改札機は、実際に駅で使用されていたものなんです。
中に入ると、丸ノ内線と銀座線の車両がお出迎えをしてくれます。
こちらの展示車両ももちろん本物です!!
左は丸ノ内線301号車、右は地下鉄車両1001号車です。
そして、丸ノ内線301号車は、なんと車両の中にも入れちゃうんですよ。
ちなみに、地下鉄車両1001号車は重要文化財に指定されているため、イベント時のみ開放されるそうです。
そして館内中ほどに、特別展「丸ノ内線開通70周年展~車両編~」コーナーを発見しました。
丸ノ内線カラーの赤一色なので目立ちます。
この特別展でしか見られない、貴重な展示物がたくさんあります。
大きなパネルで丸ノ内線の車両の歴史や、歴代の車両が写真付きでわかりやすく紹介されています。
車両の模型も一緒に展示されているので、当時走っていた車両をリアルに感じることができました。
こちらは車掌が使用していた車両の設備と、車両を修繕する時に車両に付けていた旗です。
この他にも、過去に実際に使用していたものがたくさんあります。歴史を感じますね。
車両の側面に付いていた、行先を表示するための方向幕も展示されています。
懐かしい!昔見たことある!という方もいるのではないでしょうか?
今はLEDで行先が表示されていますが、当時はこのような方向幕を使用していたのですね。
側面のサインウェーブも展示されています。とても大きいです!!
車両の側面にあるサインウェーブとはこの部分のことです。
こちらは方向標識灯というもので、当時は先頭車両正面の方向幕の両脇に取り付けられていました。
黄緑色と水色で行先を表していました。
黄緑色は新宿方向を表しています。
水色は池袋方向を表しています。
これは何だと思いますか?
実はこれ、丸ノ内線に関わるとても重要なものなのです。
こちらは丸ノ内線300形車両の色の元となった、たばこ缶です。丸ノ内線建設のため、海外調査へ行った際に乗った英国欧州航空の機内で購入した「ベンソン・アンド・ヘジェズ」社製のたばこの缶です。丸ノ内線のカラーが赤色なのは、このたばこ缶から来ているんですね!!
写真撮影用の大きなパネルもあり、記念撮影もできます。
特別展の外側には、歴史を感じる丸ノ内線の写真がたくさん紹介されています。
館内でアンケートにお答えいただくと、日替わりで限定の丸ノ内線のクリアファイルがもらえます。
全3種類ありますので、全て集めてみてもいいですね!
コンパクトにまとまっていましたが、貴重な展示物がたくさんあり見ごたえのある特別展でした。
また、開催期間中には東京メトロの車両基地を紹介した映像(2009年製作)も上映しています。上映スケジュールは地下鉄博物館ホームページをご確認ください。
丸ノ内線開通70周年展 ~車両編~|イベント情報|地下鉄博物館(ちかはく) (chikahaku.jp)
4、あとがき
地下鉄博物館には今回の特別展「丸ノ内線開通70周年展~車両編~」以外にも、地下鉄の歴史や技術を学べる貴重な展示がたくさんあります。
クイズコーナーや、本物と同じ電車の運転台が操作でき、運転中の揺れまで体験できる臨場感あふれるシミュレーターもあり、大人から子どもまで楽しめます。
写真は常設している千代田線のシミュレーターです。
様々な発見がある地下鉄博物館にぜひ遊びに行ってみてはいかがですか?
※記事の内容は2024年8月の取材時点のものです。