駅社員がスマートフォンを操作しているワケ
こんにちは!東京メトロnote編集部です。
皆さんは東京メトロの駅のホームを利用する際、スマートフォンを操作する駅社員の姿を見かけたことはありませんか?実はこれ、単に調べものをしているわけではなく、お客様をスムーズにご案内するために欠かせない作業をしているんです!
今回は東京メトロの駅社員が使用する「お客様ご案内用アプリ(社員用)」(以下、「アプリ」)をご紹介します。
お客様ご案内用アプリ(社員用)について
車いす等を利用されるお客様をはじめ、列車の乗り降りに介助を必要とされるお客様をご案内する際に、駅社員が使用するアプリです。
東京メトロでは、2021年から駅社員が携帯しているスマートフォン端末や駅事務室のタブレット端末に導入し、東京メトロ全体で一日約500件(平均)、年間合計約18万件のご案内に活用しています。
「乗車駅」の駅社員が、アプリ上でお客様をご案内する列車を選択し乗車位置をQRコードで登録すると、「降車駅」の駅社員にリアルタイムで共有・連携されます。スムーズなやり取りでお客様をお待たせする時間の短縮を目指すことに加え、お客様の乗車列車や乗車位置を正確に伝えて、ご案内の充実を図ることを目的としています。
運用に携わる社員にも話を聞きました!
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営業部旅客課 大庭美歩(写真左)
2019年入社
人事部人事課での業務を経て、2024年4月から営業部旅客課で「お客様ご案内用アプリ」の運用を担当
営業部旅客課 出口裕貴(写真右)
2008年入社
営業部での駅業務を経て、2023年4月から営業部旅客課で「お客様ご案内用アプリ」の運用を担当
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―お二人の役割について
アプリに関する保守や現場の駅社員からの問い合わせ対応等を行っています。当社は各路線・各駅それぞれ特徴が異なることもあり、アプリを運用するなかでお客様へのご案内に混乱が生じることがないよう、現場の駅社員とご案内状況やアプリの仕様等について議論を重ね、最適な運用となるよう調整を行っています。
―東京メトロをご利用されるお客様へ
この取組みを通じて、お客様により安心・快適に東京メトロをご利用いただけるよう、デジタル技術を用いた環境整備を進めてまいります。また、列車の乗り降りに不安を感じるお客様には、駅社員が乗り降りのサポートをさせていただいております。ご遠慮なく駅社員にお申し出ください。
最後に
駅社員がスマートフォンを操作しているワケ、おわかりいただけましたでしょうか?お客様をスムーズにご案内するためにも、スマートフォンの使用にご理解いただけますと幸いです。今後も東京メトロは安全・安心で快適なより良いサービスを提供してまいります!
※2024年7月取材時点の情報です。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。