沿線地域のイベントに東京メトロも出展!イベント参加者に感じてもらいたいこと。
皆さんこんにちは!東京メトロnote編集部です。
東京メトロの沿線地域で開催されるイベントに、東京メトロがブース出展することがあるのをご存知ですか?
昨年でいえば、しょうぶまつり&世界の食広場や、みなと区民まつりなど…計20以上出展させていただきました。
出展するときは、その地域で働く駅社員が制服を着てイベントを盛り上げます。その背景には、ブースに来てくださるお客様に、東京メトロをより身近に感じてもらいたいという思いが。
イベント当日に向けて調整を行う広報部の磯部さんにお話を聞きました。
広報部社会・地域コミュニケーション課 磯部和史
・2013年入社
・2021年まで、秋葉原駅や綾瀬駅など計5駅で駅社員として勤務
・2022年から需要・創出マーケティング部・広報部で勤務し、地域との共創プロジェクトの推進や、地域イベントへの参加に向けた企画・調整を行う
イベントへの出展に向けて、どんなことをされているのですか?
イベント最寄り駅にいる駅社員が中心となって、主催者との調整のほか、ブーススペースや地域特性に合わせて出展内容を考えたり、出展に必要なセットを用意したりしています。私はそのとりまとめを行っています。
駅社員は日頃、鉄道を安全・安心にご利用いただけるようお客様をご案内しているので、常にイベント開催に向けた準備が出来るわけではありません。また、駅社員には宿泊勤務があり、本社とは勤務形態が異なるので、担当者間で打ち合わせスケジュールが合わず、準備が滞ってしまうこともあります。そういった事態は駅社員として働いていた経験上十分理解しているので、お互いに負担のないよう、早めの連絡を心掛けるなど工夫しています。
2023年度のイベントは、コロナ感染拡大の影響でそのほとんどが4年ぶりの参加でした。所属部署のメンバーもイベントに向けた調整を行ったことがなく…試行錯誤しながら対応しました。
「駅社員は東京メトロの顔です!」
普段、駅社員は鉄道利用に関するご案内などでお客様とコミュニケーションを取ることは沢山あるのですが、それ以外でお客様と会話をすることは多くありません。自分自身も他社の鉄道を利用するとき、雑談目的で駅社員に話しかけることはなかなかないですし…急いでいるときはそんな余裕もないですからね。けれど、沿線地域のイベントに駅社員が参加すれば、いつもはすれ違うだけだった駅社員とコミュニケーションを取る機会が生まれるかもしれません。
2023年度は計20以上のイベントに参加し、当社ブースには1万人以上の人が参加してくれました。それだけ多くの方と密にコミュニケーションを取ることができるイベントは、私たちにとって大切な時間です。
日頃利用している駅で、「あの人、この前イベントで話した人だ!」となれば、その駅にもちょっぴり親しみが持てるのではないでしょうか?イベントを通じて、東京メトロに少しでも愛着を持ってもらえたら嬉しいです。
イベントの参加者はどんな反応をされるのですか?
イベントにはお子さま連れの方が参加してくれることが多いのですが、お子さんの笑顔を見ると、「やってよかった!」と嬉しい気持ちになります。一緒に来た親御さんも笑顔になっていると、さらに嬉しいですね。もちろん、お子さま連れに限らず参加してくださる多くの方々が楽しそうにしてくれると、こちらまで元気をもらえます。
実際にイベントに協力してくれた駅社員からも、「楽しかった!」と伝えてもらうことがあります。イベントへの参加を通じて、社員にとっても、接客に対する意識向上や、会社への愛着心向上に繋がればいいなと思っています。
最後に、今後やってみたいこと、読者の皆さんに伝えたいことを教えてください。
駅社員と連携して、イベントへのブース出展やスタンプラリーなどの企画を行ってきました。これからは、色んな方面で活躍する社員との連携をもっと進めてみたいです。せっかく広報部にきたので、車両部や電気部など…色んな部署の人と連携できたら面白いなと。提案してくれた内容をもとに、お客様に楽しんでいただけるような企画を一緒に実現できればと思います。それらを通じて、社員のモチベーションを高める機会を作ることも自分たちの使命だと思っています。
駅と沿線地域の関係は切っても切れないものです。東京メトロという会社は、お客様にご利用いただいてはじめて成り立つもの。それくらい沿線地域の皆さんとの関係性は大切なものだと思っています。今後も、イベントへの参加を通じて、皆さまとのコミュニケーションを大切にしながら、沿線地域の盛り上げや魅力発信に貢献していければと思います。
東京メトロ沿線のイベントで私たちのブースを見かけたら、是非お立ち寄りください!
※2024年3月取材時点の情報です。