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「マンガ×謎解き×街歩き」オリジナル体験型エンターテインメント『メトロタイムゲート』がスタートしました!

皆さんこんにちは!東京メトロnote編集部です。
 
2024年5月31日から同年8月31日の間、『メトロタイムゲート』を開催しています!
『メトロタイムゲート』とは、東京メトロと株式会社休日ハック(以下、「休日ハック」)とで開発した、
オリジナルマンガの主人公になれる「マンガ×謎解き×街歩き」がテーマの新たな体験型エンターテイメントです。


●プレスリリース
「漫画×謎解き×街歩き」 オリジナル体験型エンターテイメント『メトロタイムゲート』 5月31日(金)よりスタート!|東京メトロ (tokyometro.jp)
●専用Webサイト
メトロタイムゲート|マンガ×謎解き×街歩き (machihack.com)


筆者が実際に体験してみて感じたおすすめポイントと、企画に携わった社員4名に伺った裏話や楽しみ方をお伝えします。


『メトロタイムゲート』にいざ挑戦!

朝10時、メトロ社員チームが集合。
受け取った体験キットには導入編のマンガが入っていて、さっそく読むことができます!

▲体験キットには、マンガと『メトロタイムゲート』専用の東京メトロ24時間券が入っています。  詳しい参加方法は、プレスリリースをご参照ください。

サイトにニックネームを登録し、いよいよスタート!
マンガの主人公として自分自身が登場し、キャラクターたちには登録したニックネームで呼ばれます。
リアルな街のなかで出題される謎を解いていくと、ストーリーと街での体験とが連動した、自分だけのマンガが完成するんです。
 
ストーリーのあらすじは、わたしたちの住む世界と瓜二つの『NEXT』と呼ばれる世界の存続をかけて戦うというもの。
メトロのさまざまな駅に仕掛けられた謎や問題を解決しないと『NEXT』を救えないため、責任重大です。
 
行き詰まったときにはヒントを見るなどして、すべてクリアできたのは18時頃。
公式では4~6時間程度を想定しているとのことでした!

体験して感じたおすすめポイント

実際に体験してみて感じたおすすめポイントはこちらの2点です。

①マンガのキャラクターたちと記念写真が撮れる
いくつかのスポットで、マンガのキャラクターたちとARで記念写真を撮ることができるんです。
このようにスマホカメラを通して現れるので、つい時間を忘れて写真撮影に夢中になってしまいました。
(※)写真撮影の際は、周囲の状況にご配慮ください。

▲下地 銀三郎(しもち ぎんざぶろう)
▲都 副(みやこ ふく)

②マンガに出てくる景色が現実とリンクし、没入感がある
マンガを読み進めていくと、この場面は今いる場所だ!と気が付くことがありました。
本当にマンガの世界に入り込んでいるようで、いつもと違った見方で街歩きを楽しむことができます。

企画に携わった社員に話を聞きました!

『メトロタイムゲート』は、東京メトロのオープンイノベーションプログラム「Tokyo Metro ACCELERATOR 2022」の中で休日ハックから共創提案を受け、メトロ社員のサポートの元、最終審査会を通過したことにより実現したんです。

「Tokyo Metro ACCELERATOR」とは?
東京メトロが保有する経営資源と、スタートアップ企業を中心とした外部企業のアイデアや技術をかけ合わせ、新たな価値を共創することを目的としたオープンイノベーションプログラム。2016年から毎年実施。
選考を通過した案件には、業界や会社の特性に精通した東京メトロ社員が、実現可能性を高めるサポートを実施し、最終審査会通過を目指す。

サービス開始までの裏話や楽しみ方を伺うべく、4名の社員にお話を聞きました!

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(左から右)
デジタルイノベーション推進部 池田響
・2019年入社
・営業部で駅業務を経験し、2023年6月から社内複業制度(※)を利用して『メトロタイムゲート』を担当
流通・広告事業部 鈴木綾弥音
・2015年入社
・不動産事業部(現不動産開発第一部・不動産開発第二部)や出向を経験。池田さん同様、2023年6月から社内複業制度(※)を利用して『メトロタイムゲート』を担当
(※)本業のほかに、職種・部門の垣根を越えて他の業務にも従事することができる制度。2022年度から導入。
企業価値創造部 畠山珠美
・2010年入社
・営業部で駅業務を経験したのち、需要創出・マーケティング部(現CX・マーケティング部)に異動。2021年から企業価値創造部で「Tokyo Metro ACCELERATOR」の事務局を担当
企業価値創造部 岡祐希
・2020年入社
・企業価値創造部で新規事業に携わる。2023年から「Tokyo Metro ACCELERATOR」の事務局を担当
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最終審査会通過への道のり

―――岡さん、畠山さんは、「Tokyo Metro ACCELERATOR」の事務局として携わったとのこと。最初に提案内容を知ったときの印象や、感じたことを教えてください。

(岡)自分自身が主人公となってマンガを完成させていくというストーリー性が、同じ謎解きでもこれまで開催してきた地下謎(※)とは違う取り組みで面白そうだと思いました。
(※)東京メトロが株式会社SCRAPと共催している回遊型の“ナゾトキ街歩きゲーム”『地下謎への招待状』シリーズ
 
(畠山)「Tokyo Metro ACCELERATOR」への提案内容は何十件も見てきましたが、休日ハックさんの提案はとても具体的で、実現できる可能性が高いと感じました。
私自身、謎解きが大好きということもあり、作る側に回れる!というワクワクもありましたね。
 
―――鈴木さん、池田さんは「Tokyo Metro ACCELERATOR」の最終審査会への準備段階から参加されたとのこと。提案内容の印象や、最終審査会を通過するために準備したことを教えてください。

(鈴木)様々な駅に繰り出す回遊型のイベントは、メトロの強みが活かせると思いました。メトロは鉄道ネットワークが網目状になっていて、さまざまな移動パターンを検討できます。
 
(池田)私は駅係員として上野駅務管区に所属していたとき、勉強のためにメトロ全駅を回ったことがあるんです。そのときに身に付けた、駅構造や乗り換えに便利な乗車位置の知識をもとに移動のイメージを検討し、最終審査会に臨みました。

印象的なエピソード

―――最終審査会を無事通過した後、休日ハックと共創に取り組む際に意識したことやこだわったことはありますか?

(鈴木)ストーリーや謎解きを考える際に、元々謎解きが好きな方から初めて挑戦する方まで、誰でも楽しめるように意識をしました。幅広くいろんな方に挑戦してほしいという思いがあります。
 
(岡)私は休日ハックの方々と一緒に、ストーリー性を持たせることや、オリジナルキャラクターを登場させることにこだわり、シリーズ化も視野に入れられるようにしました。マンガやキャラクターの登場は、地下謎との大きな違いでもあります。
 
(畠山)キャラクターでいうと、デザインにこだわりが詰まっています。メトロの路線をモチーフにしているんです。
 
(池田)それぞれの路線を走っている車両の特徴を落とし込んでいます。細かいところにも注目してもらい、キャラクターに愛着を持ってもらえたら嬉しいです。

―――企画の実現まで、一筋縄ではいかないことも多かったのでは?

(池田)私は駅業務をしていたときに、社内複業制度を利用して企画に参加していました。そのため最初のうちは、会議で聞きなじみのない単語が飛び交い、付いていくのがやっとだったことを覚えています。ですがその分、やりがいも大きいと感じています。
 
(鈴木)実現に向けた調整の中で、法律的に問題がないか、社内調整に不足がないか、などさまざまな観点で確認を行う必要がありますが、そもそも何を確認すべきか、というところから手探りの状態だったことが大変でした。今振り返ると、もう少し余裕を持って社内調整を始められたかもしれない、と思った場面もあります。
 
(畠山)手探りで進める中でも、関係各所との調整は丁寧に行うことを心掛けました。企画の実現には関係者の皆様のご協力が不可欠です。ご理解・ご納得いただけるよう、気になりそうなポイントは何かなど、相手の立場に立ってご説明するよう意識しました。

(岡)大変なこともあった分、『メトロタイムゲート』が形になったときは本当に嬉しかったですよね。休日ハックさんと一緒に考えてきたストーリーやセリフがこんな風に出てくるんだ!と。
 
(畠山)そうですね。普段は謎解きを楽しむ側ですが、難易度の調整など、休日ハックさんと生みの苦しみを味わった分、楽しい以上の感動が得られました。

これから参加される方へ

―――読者の皆さんへ、伝えたいことをお願いします。

(岡)これまでの謎解きシリーズとは全く異なる『メトロタイムゲート』。東京メトロでは、都市内観光を楽しみながら東京の魅力に触れていただく「City Tourism」の取組みを推進しており、この『メトロタイムゲート』でも、途中で立ち寄るスポットの観光情報を見られるようになっているので、ぜひチェックしてみてください。
 
(鈴木)歩きっぱなしで謎を解き続けるのも大変なので、立ち寄った場所で休憩しながら楽しんでもらえたら。メトロを使うことがただの移動としてだけではなく、魅力的なスポットを発見できる手段でもあると思ってもらえたら嬉しいです!
 
(池田)メトロのさまざまな駅に移動するので、どの乗り換えルートなら最短で行けるかな?と、考えるのも楽しいですよ。私はすべて頭に入っているんですけどね(笑)
 
(畠山)本当にすごい!(笑) 私は、マンガの中に入り込んで謎を解くことで、ストーリーが完成する過程を楽しんでもらいたいと思っています。謎解き初心者の方でも、ヒントを見たり他の参加者と協力したりすることで気軽に楽しんでいただけますよ。皆さんのご参加をお待ちしています!
 
※記事の内容は2024年5月の取材時点のものです。

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