皆さんこんにちは！東京メトロnote編集部です。

日頃お客様にご利用いただいているあの駅も、建設当時から今の姿だったとは限りません。
そこで、同じアングルで撮影した昔と今の写真を比較してみました！

実は当社公式Xでも一度紹介しているのですが、かなりの反響をいただいたことを踏まえ記事にしました。
Xでは何投稿かに分けて紹介したので、全投稿見られなかった･･･という方にも読んでいただけたら嬉しいです。

↓ 当社公式Xの投稿の例

また、記事の最後で撮影の裏話も紹介していますので、合わせてお楽しみください。
それでは、早速霞ケ関駅から紹介していきます。

昔の駅と今の駅を比べてみた！

千代田線　霞ケ関駅　C1出入口

形は同じなのに、ぱっと見では違う駅のようにも見えますよね。

千代田線　綾瀬駅　西出口

昔の面影を残しながら、変化しているところが沢山。
駅名の看板、手すり、点字ブロック･･･皆さんも写真を見て気づいた点はありますか？

千代田線　綾瀬駅　ホーム(北千住方面)

ホームドアや、案内掲示物が増えていたりと、ホームも少しずつ変化しているのがわかります！

千代田線　綾瀬駅　西出口きっぷうりば

当時に比べてきっぷうりばがコンパクトになり、空間が広くなったように感じますよね。
中央の柱の位置や形が変わっていないことがその証拠です。

千代田線　北千住駅　JR連絡口付近の改札

建設当時は自動改札機がなかったので、切符を駅係員に渡す必要がありました！

最近ではよく見かけるデジタルサイネージも、建設当時はありませんでした。

千代田線　北千住駅　JR連絡口付近の通路

建設当時の面影がしっかりと感じられます。
自動販売機など、今となっては見慣れたものも昔はなかったんですよね。

千代田線　北千住駅　JR連絡口付近

照明が変わっているのにお気づきですか？
エスカレーター、階段の構造は昔から変わっていないのがわかります。

千代田線　北千住駅　ホーム

柱の位置はそのままですが、照明やベンチ、ホームドアなど変化しているところがあちこちに。

千代田線　根津駅　ホーム

建設当時の面影がしっかりと感じられます。
ホームドアや点字ブロックなどは、後から整備されものとわかりますね。

千代田線　二重橋前<丸の内>駅　改札

柱の位置はそのままで、構造は変わっていないのがわかります。
スタイリッシュな雰囲気になったと思いませんか･･･？

こちらも改札付近の写真です。

千代田線　二重橋前<丸の内>駅　ホーム

駅名が「二重橋前」から「二重橋前＜丸の内＞」に変っています。
姿を変えながら、今も変わらず走り続けています。

千代田線　表参道駅　A1出入口

建設当時の写真には、東京メトロの前身「営団地下鉄」のSマークが！
けやき並木はいまも変わらず健在です。

千代田線　明治神宮前<原宿>駅　A1出入口

駅名が「明治神宮前」から「明治神宮前<原宿>」に変わっています。
ぱっと見の印象は違っていても、周りの建物を見ると同じ駅だとわかりますね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。写真をよく見ると、建設当時の面影を今もしっかりと感じられるのが面白いですよね。
今回の記事化にあたり、実際に撮影に関わった社員にもお話を伺いました！

―　撮影してみて感じたことは？

当初と変わっていないものを目印にして、インターネット上で写真の場所をある程度あたりをつけ、実際に撮影された場所へ向かったのですが、一致したとき答え合わせをしている気分になりました。建設当時の写真の場所を見つけたときは、ちょっとしたアハ体験で楽しいものでした！

とはいえ、建設当時よりも施設や設備が増えているため、同じ画角で撮影することには苦労しました。場所を間違えたかな？と思ったら当初にはなかったスロープや点字ブロックが設置されており、バリアフリー化が進んでいることを感じました。
　
これからも誰もが使いやすい地下鉄になるような駅づくりに取り組んでいきたい、と改めて思いました。

―　読者の皆さまへのひとことお願いします！

建設当時の写真は、会社の倉庫に人目に触れず長い間眠っていた貴重な写真です。せっかく貴重なものなので、多くの人に見てもらいたいという思いでデータ化しました。今回、このような形で多くの方々に見ていただくことができ、担当者としては感無量です！

現在の駅の姿から、駅や街がどのように成長したのか、あるいは守られてきたのかに注目していただければと思います。ぜひ当時を懐かしんでいただいたり、会話のネタにしていただけたら嬉しいです！

紹介した駅に立ち寄った際は、昔の姿と見比べてみてはいかがですか？

※2024年6月時点の情報です。